土地家屋調査士
土地家屋調査士は、土地や建物の表示に関する登記の代理と、それに必要な測量・調査を独占業務とする国家資格です。土地の境界確定や分筆、建物の新築登記などを担い、不動産の権利を明確にする役割を果たします。測量と法律の両方の専門性が求められる難関資格で、独立開業しやすく、不動産取引や相続の場面で社会的に重要な役割を担う士業です。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (法律に基づく) |
|---|---|
| 分野(大分類) | 不動産 |
| カテゴリ | 不動産関連 |
| 実施団体 | 法務省 |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 3203 |
試験・学習
| 受験資格 | 受験資格なし(誰でも受験可) |
|---|---|
| 試験形式 | 筆記(午前・午後、多肢択一式+記述式)+口述試験 |
| 受験料 | 8,300円(収入印紙) |
| 合格率 | 11.0% |
| 実施頻度 | 年1回(筆記10月・口述翌年1月) |
| 受験者数 | 4,589人(令和6年度) |
| 難易度の目安 | やや難関 (公表合格率 11.0% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 69 / 掲載資格中 上位2% / 不動産分野内 上位10% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中17位相当。合格率(実効)・学習時間・受験資格の要件から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 筆記試験(択一式+記述式: 不動産登記法・土地家屋調査士法・民法、土地建物の調査測量・申請書作成)+口述試験 |
| 学習時間の目安 | 約1,000〜1,500時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | 不動産 |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 独立・開業就職・転職受験資格なし |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア | 出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月20日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(法務省) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
合格を目指す講座・教材
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この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸で土地家屋調査士の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
業務独占・名称独占
- 表示に関する登記のための調査・測量や申請代理を報酬を得て行えず、土地家屋調査士を名乗れない。
- 不動産の表示登記に必要な調査・測量・申請代理の独占業務を担える。
- 想定年収の目安:約450〜700万円(土地家屋調査士)
独占・名称独占は土地家屋調査士法に基づく。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
転職・就職を考えている方へ
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土地家屋調査士の受験・活用ガイド
土地家屋調査士はこんな人に向いている
土地や建物の物理的な状況を調査・測量し、表示に関する登記を扱う専門家を目指す人に向いています。測量と法律の両方に関心がある人、屋外の調査と精密な図面作成の双方をこなせる人に適しています。
受験資格がなく、独立開業を視野に手に職をつけたい人にも向いた国家資格です。
難易度と学習のリアル
合格率が1割前後の難関で、筆記は午前・午後に分かれ、午後の記述式(申請書の作成と図面の作図)が大きな山場になります。
択一で不動産登記法・民法などの知識を固めつつ、記述では作図と計算を時間内に正確に仕上げる力が問われます。測量士補などを取得していると午前の試験が免除される点も特徴です。
学習の進め方・勉強法
択一は不動産登記法・土地家屋調査士法・民法を過去問中心に固めます。記述は、土地・建物の申請書作成と図面の作図を繰り返し練習し、関数電卓を使った座標計算に習熟します。
午後は時間が非常にタイトなため、解く順番と作図の手順を体に入れておくことが合否を分けます。多くの受験者が午前免除のために測量士補を先に取得します。
学習ステップの目安
- 午前試験免除(測量士補等)の活用を検討する
- 不動産登記法・民法などの択一知識を固める
- 土地・建物の申請書作成の型を身につける
- 作図と座標計算を関数電卓で反復練習する
- 午後の解答順序と時間配分を訓練する
- 口述試験の受け答えを準備する
つまずきやすいポイント
記述の作図・計算を後回しにして、択一の知識に偏るのが典型的な失敗です。関数電卓の操作や座標計算に習熟しないまま本番を迎えると、午後の時間内に解き切れません。
作図の手順が定まっていない、口述対策が不足する、といった点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
独占業務は、土地・建物の表示に関する登記の調査・測量と申請の代理です。分筆・合筆、建物の新築・滅失の登記、境界の確定など、不動産の物理的な側面を扱います。
独立開業しやすく、権利の登記を扱う司法書士とダブル取得すると、不動産登記を表示・権利の両面からワンストップで扱えます。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。