技術士(上下水道部門)
技術士(上下水道部門)は、上下水道分野で高度な専門知識と応用能力を持つ技術者を認定する国家資格で、技術系資格の最高峰の一つです。上水道・工業用水道・下水道の計画・設計・施工管理などに携わり、建設コンサルタントや関連企業で高く評価されます。社会インフラである水のシステムを支える専門家として、公共事業で重要な役割を担う権威ある資格です。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (技術士(国家資格)) |
|---|---|
| 分野(大分類) | 土木・測量・建設 |
| カテゴリ | 土木・測量技術 |
| 実施団体 | 文部科学省所管(指定試験機関:公益社団法人 日本技術士会) |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 1410 |
試験・学習
| 受験資格 | 技術士第一次試験合格(またはJABEE認定課程修了)+技術士補登録後の実務4年超 等 |
|---|---|
| 試験形式 | 技術士第二次試験。筆記(必須科目+選択科目)+口頭試験 |
| 受験料 | 20,500円(1技術部門・令和8年改定後) |
| 合格率 | 11.9% |
| 実施頻度 | 年1回(筆記7月・口頭12〜翌1月) |
| 受験者数 | 1,562人(令和6年度・第二次試験) |
| 難易度の目安 | やや難関 (公表合格率 11.9% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 63 / 掲載資格中 上位6% / 土木・測量・建設分野内 上位16% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中49位相当。合格率(実効)・学習時間から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 第一次試験+第二次試験(筆記=必須科目・選択科目〈上水道及び工業用水道/下水道/水道環境〉+口頭試験) |
| 学習時間の目安 | 約150時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | 建設・土木 |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 就職・転職 |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア | 出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月20日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(文部科学省所管(指定試験機関:公益社団法人 日本技術士会)) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
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この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸で技術士(上下水道部門)の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
名称独占
- 技術士(上下水道部門)を名乗れない。
- この資格による資格手当は付かない
- 上下水道分野の高度な技術者として名乗れ、建設業の技術者要件にもなる。
- 資格手当の目安:月5,000〜30,000円程度
- 想定年収の目安:約600〜900万円(技術士)
名称独占は技術士法。建設業法上の技術者要件にもなる。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
技術士(上下水道部門)の受験・活用ガイド
技術士(上下水道部門)はこんな人に向いている
上水道や下水道の分野で、高度な専門的応用能力を持つ技術者であることを国が認める資格で証明したい人に向いています。水インフラの計画・設計に携わる技術者に適しています。
上下水道の実務経験を積み、水環境を支える技術コンサルティングの中核を担いたい人に向いた国家資格です。
難易度と学習のリアル
一次試験の後、実務経験を積んだうえで、二次の記述式の筆記と口頭試験に臨みます。二次は上下水道分野の高度な専門知識と、経験に基づく論述が中心です。
難しさは、上下水道の専門知識に加え、水インフラの課題を解決する視点で、実務経験を論理的に論述・説明できるかにあります。
学習の進め方・勉強法
一次は、基礎・適性科目と上下水道部門の専門科目を過去問中心に固めます。二次に向けては、自分の上下水道の実務経験を、技術的な課題とその解決という形で整理します。
二次の記述は、専門知識を使って上下水道の課題を分析し、解決策を論じる練習が核心です。口頭試験では、技術者としての資質や経験を説明できるように準備します。
学習ステップの目安
- 一次試験の基礎・適性・上下水道部門の専門を固める
- 一次試験に合格する
- 上下水道の実務経験を課題解決として整理する
- 二次の記述で上下水道の課題分析と解決策を論じる練習をする
- 上下水道の専門知識を実務と結びつけて深める
- 口頭試験で経験と資質を説明できるよう準備する
つまずきやすいポイント
専門知識はあっても、上下水道の実務経験と結びつけて課題解決の形で論述できないのが典型的な失敗です。二次の記述で、上下水道の課題への分析や解決策が具体性を欠くケースもあります。
口頭試験で、上下水道での経験や技術者としての姿勢を語れない点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
技術士(上下水道部門)は、水インフラの高度な技術者としての証明であり、建設コンサルタントや水道事業体、官公庁などで高い信頼を得られます。
土木施工管理や環境系の知識と組み合わせると、水環境の分野を技術面から主導できます。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。