臨床工学技士
臨床工学技士は、人工呼吸器や人工透析装置、人工心肺などの生命維持管理装置を操作・保守点検する国家資格です。医療機器のスペシャリストとして、医師や看護師とともにチーム医療を支えます。医療の高度化・機器化が進むなか需要が高まっており、病院の臨床現場や医療機器メーカーで活躍できます。理系の知識を医療に活かせる、専門性の高い注目の医療職です。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (法律に基づく) |
|---|---|
| 分野(大分類) | 医療・看護・薬 |
| カテゴリ | 医療技術職 |
| 実施団体 | 厚生労働省(指定試験機関:公益財団法人 医療機器センター(JAAME)) |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 1903 |
試験・学習
| 受験資格 | 臨床工学技士養成校で3年以上修得した者 等 |
|---|---|
| 試験形式 | 筆記(マークシート) |
| 受験料 | 30,800円 |
| 合格率 | 78.9% |
| 実施頻度 | 年1回(3月) |
| 受験者数 | 2,598人(第38回・2025年) |
| 難易度の目安 | 比較的やさしい (公表合格率 78.9% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 47 / 掲載資格中 上位59% / 医療・看護・薬分野内 上位60% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中544位相当。合格率(実効)・学習時間から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 医学概論/臨床医学総論/医用電気電子工学/医用機械工学/生体物性材料工学/生体機能代行装置学/医用治療機器学/生体計測装置学/医用機器安全管理学/関係法規 |
| 学習時間の目安 | 約300時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | 医療・ヘルスケア |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 就職・転職 |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア |
出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月20日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(厚生労働省(指定試験機関:公益財団法人 医療機器センター(JAAME))) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
合格を目指す講座・教材
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※本セクションには広告(Amazonアソシエイト等のアフィリエイト)を含みます。価格・内容は各販売ページで最新をご確認ください。掲載は編集部の選定で、合格を保証するものではありません。
この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸で臨床工学技士の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
名称独占
- 臨床工学技士を名乗れず、生命維持管理装置の操作を担えない。
- 人工呼吸器・人工心肺・透析装置など生命維持管理装置の操作・保守を担える。
- 想定年収の目安:約400〜520万円(臨床工学技士)
名称独占は臨床工学技士法に基づく。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
臨床工学技士の受験・活用ガイド
臨床工学技士はこんな人に向いている
人工透析装置や人工心肺、人工呼吸器といった生命維持管理装置を扱い、医療を工学の面から支えたい人に向いています。医学と工学の両方に関心がある人に適しています。
機器の操作と保守を通じて、患者の生命を支える責任ある役割を担いたい人に向いた資格です。
難易度と学習のリアル
国家試験は、医学の基礎に加え、医用電気電子工学・医用機械工学・生体機能代行装置学など、工学系の専門分野が大きな比重を占めます。指定の養成課程の修了が前提です。
難しさは、医学と工学の両分野を橋渡しし、機器の原理と安全管理を理解できるかにあります。
学習の進め方・勉強法
医学概論・臨床医学の基礎を押さえたうえで、医用電気電子工学・医用機械工学・生体物性などの工学分野を固めます。生体機能代行装置学(透析・人工心肺・人工呼吸)は中核として重点的に学びます。
医用機器安全管理も頻出です。養成校の実習で扱った装置を、動作原理と結びつけて理解します。
学習ステップの目安
- 医学概論・臨床医学の基礎を押さえる
- 医用電気電子工学・医用機械工学を固める
- 生体機能代行装置学(透析・人工心肺等)を重点学習する
- 生体計測・医用治療機器を理解する
- 医用機器安全管理を押さえる
- 過去問で医学と工学を総仕上げする
つまずきやすいポイント
医学の基礎を軽視して工学に偏る、あるいはその逆になり、両分野の橋渡しができないのが典型的な失敗です。機器の操作は覚えても、原理や安全管理の理解が浅いケースもあります。
計算を伴う工学分野の演習が不足する点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
病院で、透析室・手術室・集中治療室などの生命維持管理装置の操作と保守点検を担います。医療機器メーカーで活躍する道もあります。
高度化する医療機器を安全に運用する専門職として、チーム医療に不可欠な役割を担います。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。