きゅう師
きゅう師は、灸(きゅう)を用いてツボに温熱刺激を与え、体調の改善をはかる東洋医学の国家資格です。鍼灸院での施術を中心に、美容や介護、スポーツ分野でも活躍できます。はり師と同時に学び取得する人が多く、独立開業の道も開けます。体に負担の少ない伝統的な施術で人々の健康を支える専門職として、東洋医学への関心の高まりとともに需要があります。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (法律に基づく) |
|---|---|
| 分野(大分類) | 医療・看護・薬 |
| カテゴリ | 物療専門職 |
| 実施団体 | 公益財団法人 東洋療法研修試験財団(厚生労働大臣指定試験機関) |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 2103 |
試験・学習
| 受験資格 | 養成施設(大学・専門学校等)で3年以上修学した者 |
|---|---|
| 試験形式 | 筆記・マークシート |
| 受験料 | 19,500円 |
| 合格率 | 70.5% |
| 実施頻度 | 年1回(2月) |
| 受験者数 | 3,858人(第34回・令和8年) |
| 難易度の目安 | 比較的やさしい (公表合格率 70.5% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 53 / 掲載資格中 上位35% / 医療・看護・薬分野内 上位29% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中320位相当。合格率(実効)・学習時間から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 筆記(四肢択一180問)。共通の医学系科目(はり師と同一)+きゅう理論 |
| 学習時間の目安 | 約400時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | 医療・ヘルスケア |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 独立・開業就職・転職 |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア |
出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月20日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(公益財団法人 東洋療法研修試験財団(厚生労働大臣指定試験機関)) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
合格を目指す講座・教材
編集部が選んだ定番テキストです。独学の一冊目の目安にどうぞ。
- テキスト明治東洋医学院2026 第24回〜第33回 徹底攻略! 国家試験過去問題集 はり師きゅう師用
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※本セクションには広告(Amazonアソシエイト等のアフィリエイト)を含みます。価格・内容は各販売ページで最新をご確認ください。掲載は編集部の選定で、合格を保証するものではありません。
この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸できゅう師の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
業務独占・名称独占
- きゅう(灸)の施術を業として行えず、きゅう師を名乗れない。
- 灸の施術を担える。開業も可能。
- 想定年収の目安:約300〜450万円(きゅう師)
独占・名称独占はあん摩マツサージ指圧師等に関する法律に基づく。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
きゅう師の受験・活用ガイド
きゅう師はこんな人に向いている
もぐさを燃やす温熱刺激(灸)によって経穴を刺激し、身体を温めて不調を整える施術者を目指す人に向いています。東洋医学に基づく温熱の作用に関心がある人に適しています。
灸という伝統的な技術で、冷えや慢性の不調のケアに携わりたい人に向いた国家資格です。
難易度と学習のリアル
国家試験は四肢択一の筆記で、はり師と共通の医学・東洋医学の科目に、きゅう理論が加わります。はり師と共通の養成課程を3年以上修めることが前提です。
難しさは、はり師と重なる広い基礎を押さえつつ、温熱刺激という灸ならではの作用や安全管理を理解できるかにあります。
学習の進め方・勉強法
解剖学・生理学などの基礎と、東洋医学概論・経絡経穴概論を固めるのは、はり師と共通の土台です。そのうえで、きゅう理論では、もぐさの温熱刺激の作用や、やけどを防ぐ安全な施術を押さえます。
灸の種類(有痕灸・無痕灸など)や適応を、身体への作用と結びつけて理解することが重要です。実技で得た感覚を理論に結びつけます。
学習ステップの目安
- 解剖学・生理学など西洋医学の基礎を固める
- 東洋医学概論・経絡経穴概論を押さえる
- きゅう理論(温熱刺激の作用)を理解する
- 灸の種類と安全な施術方法を押さえる
- 東洋医学臨床論で適応を確認する
- 四肢択一の過去問で出題傾向に慣れる
つまずきやすいポイント
はり師と範囲が近いため、灸に特有の温熱刺激の作用や安全管理の学習が手薄になるのが典型的な失敗です。経穴や東洋医学の基礎の暗記が不正確なまま進むケースもあります。
はり理論との違いを意識せず、きゅう固有の内容を押さえきれない点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
鍼灸院や治療院で灸による施術を行うほか、冷えや婦人科系の不調、慢性疾患のケアなどで活かせます。セルフ灸の指導といった予防的な関わりもあります。
多くははり師とあわせて取得し「鍼灸師」として活動します。あん摩マッサージ指圧師との併有で対応の幅を広げる人もいます。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。