はり師
はり師は、鍼(はり)を用いて身体のツボを刺激し、痛みや不調の緩和をはかる東洋医学の国家資格です。鍼灸院での施術のほか、美容鍼やスポーツ分野、介護領域でも活躍の場が広がっています。きゅう師と合わせて取得する人が多く、独立開業も可能です。体の自然治癒力を引き出す施術者として、健康志向の高まりを背景に需要のある医療系の専門資格です。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (法律に基づく) |
|---|---|
| 分野(大分類) | 医療・看護・薬 |
| カテゴリ | 物療専門職 |
| 実施団体 | 公益財団法人 東洋療法研修試験財団(厚生労働大臣指定試験機関) |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 2102 |
試験・学習
| 受験資格 | 養成施設(大学・専門学校等)で3年以上所定課程を修得した者 |
|---|---|
| 試験形式 | 筆記・マークシート・170点満点(概ね60%で合格)。医療概論・解剖学・生理学・東洋医学概論・経絡経穴概論・はり理論 等 |
| 受験料 | 14,400円 |
| 合格率 | 67.2% |
| 実施頻度 | 年1回(2月下旬) |
| 受験者数 | 3,920人(第34回・令和8年) |
| 難易度の目安 | 比較的やさしい (公表合格率 67.2% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 54 / 掲載資格中 上位32% / 医療・看護・薬分野内 上位22% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中295位相当。合格率(実効)・学習時間から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 筆記(四肢択一180問)。医療概論・衛生学公衆衛生学・関係法規・解剖学・生理学・病理学概論・臨床医学総論・臨床医学各論・リハビリテーション医学・東洋医学概論・経絡経穴概論・東洋医学臨床論・はり理論 |
| 学習時間の目安 | 約400時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | 医療・ヘルスケア |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 独立・開業就職・転職 |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア |
出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月18日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(公益財団法人 東洋療法研修試験財団(厚生労働大臣指定試験機関)) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
合格を目指す講座・教材
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※本セクションには広告(Amazonアソシエイト等のアフィリエイト)を含みます。価格・内容は各販売ページで最新をご確認ください。掲載は編集部の選定で、合格を保証するものではありません。
この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸ではり師の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
業務独占・名称独占
- はり(鍼)の施術を業として行えず、はり師を名乗れない。
- 鍼の施術を担える。開業も可能。
- 想定年収の目安:約300〜450万円(はり師)
独占・名称独占はあん摩マツサージ指圧師等に関する法律に基づく。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
はり師の受験・活用ガイド
はり師はこんな人に向いている
鍼(はり)を用いて経穴(ツボ)を刺激し、東洋医学の考え方に基づいて身体の不調を整える施術者を目指す人に向いています。東洋医学や経絡・経穴に興味がある人に適しています。
鍼という繊細な技術を通じて、痛みや不調のケアに携わりたい人に向いた国家資格です。
難易度と学習のリアル
国家試験は四肢択一の筆記で、医療系の共通科目に加えて、経絡経穴概論とはり理論が問われるのが特徴です。鍼灸の養成課程を3年以上修めることが前提です。
難しさは、西洋医学的な解剖・生理と、東洋医学の経絡・経穴という二つの体系を並行して理解できるかにあります。
学習の進め方・勉強法
解剖学・生理学などの西洋医学の基礎に加え、東洋医学概論と経絡経穴概論という東洋医学の体系を固めます。はり理論では、鍼の作用や安全な施術の知識を押さえます。
経穴の位置と関連を正確に覚えることが得点の土台になります。実技で身につけた鍼の扱いを、理論と結びつけて理解します。
学習ステップの目安
- 解剖学・生理学など西洋医学の基礎を固める
- 東洋医学概論の考え方を押さえる
- 経絡経穴概論で経穴の位置と関連を覚える
- はり理論(鍼の作用・安全)を理解する
- 東洋医学臨床論で適応を押さえる
- 四肢択一の過去問で出題傾向に慣れる
つまずきやすいポイント
西洋医学の基礎に注力し、経絡経穴や東洋医学の体系がおろそかになるのが典型的な失敗です。経穴の位置や名称の暗記が不正確なまま進むケースもあります。
きゅう理論と混同し、はり固有の内容を押さえきれない点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
鍼灸院の開業や勤務のほか、治療院、スポーツ分野、美容鍼など活躍の場が広がっています。慢性的な痛みへのケアなどで需要があります。
きゅう師とあわせて取得し「鍼灸師」として活動する人が多く、あん摩マッサージ指圧師との併有で施術の幅を広げる人もいます。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。