ITストラテジスト(ST)
ITストラテジストは、経営戦略に基づいて情報技術を活用した事業戦略を立案・推進する国家資格で、高度情報処理技術者試験の最上位区分の一つです。経営とITを結びつけ、企業の変革をリードする高度な能力が問われます。CIOやITコンサルタントを目指す人の目標とされ、戦略立案の専門性を証明できる、IT国家資格の到達点の一つです。
資格情報
基本情報
| 資格区分 | 国家資格 (法律に基づく) |
|---|---|
| 分野(大分類) | IT・情報処理 |
| カテゴリ | 情報処理技術 |
| 実施団体 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ハローワークコード | 1539 |
試験・学習
| 受験資格 | 受験資格なし(誰でも受験可) |
|---|---|
| 試験形式 | 午前I・午前II(多肢選択)・午後I(記述)・午後II(論述) |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 合格率 | 15.0% |
| 実施頻度 | 年1回(春期/4月。令和8年度よりCBT方式へ移行) |
| 受験者数 | 約5,327人(令和6年度) |
| 難易度の目安 | やや難関 (公表合格率 15.0% に基づく簡易目安) |
| 総合難易度(目安) | 難易度偏差値 60 / 掲載資格中 上位21% / IT・情報処理分野内 上位5% 信頼度: 高(主要指標2つ以上で算出)/スコア算出927件中190位相当。合格率(実効)・学習時間・受験資格の要件から算出した編集部の総合スコアで、難易度の絶対指標ではありません。 |
| 試験科目・出題範囲 | 高度試験区分。午前I・午前II(多肢選択式)、午後I(記述式)、午後II(記述式または論述式)の4試験。各基準点以上で合格。事業戦略・IT戦略の策定と評価(午後IIは論述式) |
| 学習時間の目安 | 約200時間 (編集部調べの目安。個人差があり、公式の数値ではありません) |
活かし方
| 活かせる業界 | IT・通信 |
|---|---|
| 特徴・目的タグ | 就職・転職受験資格なし |
| この資格のポイント |
|
| 活かせる仕事・キャリア | 出典: 公式・job tag 等(職種名から各職種ページへ:その職種に活かせる資格を逆引きできます) |
参考・出典
| 最終確認日 | 2026年6月18日 |
|---|---|
| 情報源 | 公式サイト(独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)) |
| 最新情報の確認 | 公式サイトで最新情報を確認 ↗ |
| データの注記 | 受験料・受験資格・試験形式・合格率・実施団体は公式の一次情報に基づきます。学習時間・難易度・総合スコアは編集部による目安で、公式の数値ではありません。制度・金額・日程は改定されることがあるため、出願前に必ず公式サイトでご確認ください。 |
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この資格の特性
難易度・学習量・合格率・受験しやすさ・年収期待の5軸でITストラテジスト(ST)の特性を可視化しました。各軸は掲載資格全体の中での相対的な位置づけで、難易度・学習時間・想定年収は編集部の目安(非公式)です。
資格あり/なしでどう変わる?
国家資格
- この資格がないと、ITストラテジスト(ST)としての専門性を公的に示しにくい。
- ITストラテジスト(ST)として国家資格の専門性を証明でき、就職・実務で評価される。
- 想定年収の目安:約700〜1,100万円(CIO補佐)
個別の独占業務・必置の有無は各根拠法令・公式情報をご確認ください。 資格手当・想定年収は公開情報をもとにした編集部の目安(非公式)で、企業・地域・経験・雇用形態により大きく異なります。独占業務・必置などの制度は各根拠法令・公式情報をご確認ください。
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ITストラテジスト(ST)の受験・活用ガイド
ITストラテジスト(ST)はこんな人に向いている
経営の視点からIT戦略を描き、事業の変革やデジタル化を主導したい人に向いています。技術そのものより、経営とITをつなぐ最上流に関心がある人に適しています。
情報処理技術者試験の最上位区分の一つで、事業戦略とITを結びつける立場を目指す人に向いています。
難易度と学習のリアル
午前の択一に加え、午後Iの記述と午後IIの論述で構成され、高度区分のなかでも最難関とされます。論述では、経営とITに関する構想を、自分の考えとして小論文にまとめる力が問われます。
難しさは、経営戦略・事業環境の理解を土台に、ITを使った変革の構想を、説得力をもって論述できるかにあります。
学習の進め方・勉強法
経営戦略・事業戦略、業務改革、デジタル化の動向、情報化投資の考え方を体系的に押さえます。技術の知識に加え、経営の視点を持つことが重要です。午後Iの記述で戦略の視点に慣れます。
午後IIの論述は、事業の課題に対してITをどう活用して変革を描くかを、経営者に伝わる形で書く練習が核心です。構想を論理的に組み立てる力を磨きます。
学習ステップの目安
- 経営戦略・事業戦略の考え方を押さえる
- 業務改革・デジタル化の動向を理解する
- 情報化投資と効果の考え方を固める
- 午後Iの記述で戦略の視点に慣れる
- 午後IIの論述で変革の構想を書く練習をする
- 経営者に伝わる論理構成を磨く
つまずきやすいポイント
技術の知識に頼り、経営の視点から戦略を描く力が弱いのが典型的な失敗です。午後IIの論述で、構想が抽象的で、経営課題への具体的な貢献を示せないケースもあります。
最上流ゆえに、論述の説得力が求められる点にも注意が必要です。
取得後の活かし方・キャリア
ITストラテジストとして、企業のIT戦略の立案やDXの推進、経営とITをつなぐ役割を担えます。CIOや経営企画、ITコンサルティングなどで活躍します。
経営とテクノロジの両方を見渡せる、情報処理技術者試験の到達点の一つといえる資格です。
※学習の進め方や向き・不向きは一般的な傾向の解説です。最新の制度・出題内容は公式サイトでご確認ください。